12.9.11

『密色の秘書室』 水無月詩歌

憧れの部長の専属秘書となった主人公が、彼に恋心を抱いたが最後、
オフィスの至るところでプレイを仕掛けられてしまう、M調教もの。
でも、フランス書院よりもプレイ内容はソフトで、受け入れやすし。

登場する東海林部長が魅力的な年上男性の鏡みたいに書かれ、調教も口当たりやわらか。
大人の男の包容力が発揮されたプレイだから、M素質のある女性は、はまると思う。

プレイの舞台はほぼオフィスのみ。
生活感が感じられるような場所でのプレイは一切なし。
『an・an』とかに出てきそうな
会社での憧れのエッチシチュエーションを、想定して書いたのかしら。
露出系の羞恥心でせめ込むけど、複数プレイも3Pまでとハードすぎない。

過去のエッチにコンプレックスがあって、
すっかり奥手になってしまった主人公が開発されて花開いていくパターン。

主人公の一途さもすごんだけど、
とにかく部長の熟達した手管、駆け引きにあんぐり、だよ。